製図(2年)
1年間かけて、1つの作品を設計する。
製図(2年)
1年間かけて、1つの作品を設計する。
本校の2年生の製図は,1学期ら3学期の1年間の課題に加えて,科学技術研究の課題の1年間で一貫してテーマで取り組みます。図面の書き方・読み方などの製図の基礎を学び,つづいて建築物の計画・設計の基本を学びます。
本分野の製図課題は,東京都渋谷区に実在した,建築家「増沢恂」自邸を中心に構成されています。1年間かけて,自邸の敷地へカフェ・フォリーの設計,さらには庭のデザインまで行います。小規模ながら,連続したテーマの課題に取組むのが特徴です。
「増沢恂」自邸について,平面図・断面図・立面図のトレース(模写)を行います。最小限住居とも呼ばれる増沢邸は,建築面積9坪の狭小住宅です。その中には,木造住宅の基本となるものが多く用いられており,そのトレースを通じて,図面の描き方・読み方,構造や仕上について学びます。
製図では,建築の空間を図法や規約に沿って正確に図面に表すことが重要です。 図面は,誰が,どのような視点から見ても,その意図が正確に伝わるような正確性や客観性が求められます。トレースを通して,座学の知識も確認していきます。
1学期にトレースした増沢邸の隣に「カフェ」を設計します。カフェの建築面積も増沢邸と同じく9坪として,狭い面積でありながら,隣地や敷地内配置の関係など多くのことを考えながら取り組みます。本分野で初めて取り組む設計課題となります。
担当教員とのエスキスを通して,設計案を固めていきます。最終的には,図面と模型を作製し,プレゼンテーション講評会に臨みます。
増沢邸やカフェを設計した同一敷地内に立地する「フォリー」を設計します。増沢邸やカフェとの関係・調和を意識しながら,科学技術研究の課題で取り組んだ「庭の設計」と合わせて,一連の設計の集大成となります。
2学期の成果を踏まえて,さらにレベルアップした模型が並びます。1年間の成長も見ることのできる機会となっています。